骨粗鬆症
骨粗鬆症
骨粗鬆症とは骨強度(骨の強さ)が低下して弱くなり骨折しやすい状態になることです。
骨粗鬆症についての研究は、ここ数年でかなり進歩しており、治療薬も様々です。
当院には、健康診断で骨粗鬆症を指摘された方、背骨の圧迫骨折、大腿骨の骨折などに罹患されたなど来院されています。閉経後は女性ホルモンの低下により骨粗鬆症が進行することが多いです。
また、ステロイド治療を長期行っている方も、ステロイド薬の副作用により骨強度が低下しやすくなります。
まずは検査を受けていただき、治療の必要な方には適切な治療薬の選択を提案いたします。定期的な検査で効果を判断しながら何よりも治療を継続していただくことが大切です。まずは、お気軽にご相談ください。
<検査>
骨密度検査(DXA法)
骨を構成しているカルシウムなどのミネラル類の量を測定する検査です。
レントゲン検査
胸椎・腰椎(背骨)の撮影し、脊椎の変形や骨梁(骨粗鬆症化の有無)を確認します。
血液・尿検査
骨代謝マーカーという検査により、骨の新陳代謝の速度を知ることができます。この検査は、骨粗鬆症をほかの病気と区別するためにも行われます。
<治療法>
治療法としては「薬物療法」「運動療法」「食事療法」などがあげられますが、それらを継続することが重要になります。
「薬物療法」に関しては上記検査結果をもとに治療法を提案させていただきます。 内服、注射薬、自己注射薬等、個々の生活スタイルに沿ってお薬が続けられるよう相談していきましょう。
「食事療法」バランスの良い食事を心がけていただくことが第一ですが、カルシウム・ビタミンD・ビタミンK・など骨の形成に役立つ栄養素を積極的に摂りましょう。当院待合室に骨粗鬆症の食事パンレット等設置しております。興味のある方はご自由にお持ちください。
★カルシウム
牛乳・乳製品・小魚・干しエビ・小松菜・チンゲン菜・大豆製品など
※骨粗鬆症や骨折予防のためのカルシウム摂取推奨量は一日700~800mgです。
★ビタミンD
サケ・ウネギ・サンマ・メカジキ・イサキ・カレイ・シイタケ・キクラゲ・卵など
★ビタミンK
納豆・ホウレン草・小松菜・ニラ・ブロッコリー・サニーレタス・キャベツなど
「運動療法」骨粗鬆症の治療のみでなく、健やかな体づくりの基盤となります。担当セラピストがともに取り組み、体力づくりのアドバイスをさせていただきます。予約制になりますので詳しくはお問い合わせください。